夏の気配を感じ始めたある日、ふとリビングの網戸を見ると、数か所に小さな穴が!「これは自分で張り替えるしかない!」と意気込み、私の網戸DIY体験が始まりました。以前、簡単なDIYはしたことがありましたが、網戸の張り替えは初めて。何から手をつければいいのか分からず、まずは素材選びから始めることにしました。ホームセンターに行くと、網戸ネットの種類が豊富で、正直どれを選べばいいか迷ってしまいました。店員さんに相談すると、「安価なポリプロピレン」「丈夫なグラスファイバー」「ペットに強いポリエステル」の3つが主な選択肢だと教えてくれました。我が家には好奇心旺盛な猫がいるので、最初は「ペット用」という言葉に惹かれ、ポリエステル製のネットに決めかけました。しかし、店員さんが「グラスファイバーも丈夫で、視界がクリアになりますよ」と教えてくれたのが決め手となり、今回はグラスファイバーの20メッシュを選ぶことにしました。いざ、張り替え作業開始。まずは古い網戸を枠から外し、古いネットと押さえゴムを丁寧に取り除きました。枠の溝に溜まった埃や汚れをきれいに拭き取る作業が、意外と大変だったことを覚えています。そして、いよいよ新しいネットを張る作業です。購入したグラスファイバー製のネットは、触るとしなやかで、扱いやすそうだと感じました。網戸枠の上にネットを広げ、クリップで仮止め。そして、一番の難関である「押さえゴムの圧入」です。網戸ローラーを使い、ネットを均一に引っ張りながらゴムを溝に押し込んでいく作業は、最初のうちは力加減が難しく、たるみができてしまったり、逆に引っ張りすぎてしまったりと悪戦苦闘しました。しかし、何枚か試すうちにコツを掴み、最後にはぴんと張った状態できれいに仕上げることができました。余分なネットをカッターで切り落とし、網戸を元のサッシに戻した時の達成感は、言葉では言い表せないほどでした。何よりも驚いたのは、張り替える前の網戸に比べて、外の景色が驚くほどクリアに見えるようになったことです。グラスファイバーが光を反射しにくい特性を持つおかげだと知り、素材選びの重要性を改めて実感しました。風通しも良くなり、リビングが以前よりずっと明るく、快適になったように感じます。今回の網戸DIYは、素材選びから作業まで、学ぶことの多い経験でした。